OVERDRIVE

「攻めなきゃ勝てねぇんだよ。恐いと思ったら負けなんだよ。」

「俺の仕事は整備。0.1秒でも早くゴールに帰って来るマシンを作るだけ。」

「動かなくなった機械が動き出すのが楽しくて。」

「勝つ事からも負ける事からも逃げ出したあんたとは違う。」

「全てを失っても、この腕一本があれば、後は自分次第。」

「兄貴が直したら、俺は乗るって決まってるんだ。」


もし壊れても、必ず直してくれる人間がいる。

思い切って全力を出せるのも、その信頼感があってこそだ。

真剣勝負の場所に、生半可な人間がいる事の苛立ちは感じられた。

そこまで登場人物に共感するには至らなかった。