リメンバー・ミー

「音楽は家族を引き裂き、靴は家族を一つにした。」

「家族の為に家族の側にいる。それが家族というものだ。」

「音楽は私の中にある。音楽は私自身だ。」

「音楽の力を侮ってはいけない。」

「忘れられると消えてしまう。二度目の死だ。」

「チャンスを逃すのは間違いだ。その手でつかまないと。」

「成功はただでは手に入らない。何でもする覚悟が必要だ。」

「彼を許さなくてもいい。ただ忘れないで。」

「家族が一番大切だ。」

「時を超えて、私たちを支え、力を与えてくれた人たちを忘れない。」


忘れられると消えてしまう二度目の死。

誰の記憶からも消えてしまうのは、むしろ一度目の死よりも切ないかもしれない。

逆に、誰かしら覚えいてくれるというのは、それだけでも大きな救いになる。

そして、一番覚えていてくれるのが家族だとしたら、

改めて家族の大切さを感じさせられるだろう。

また記憶の仕方は、人それぞれだ。

何も写真を飾る事だけじゃない。

本作のラスト。

まさに音楽の力を見事に表していた。

卑怯なほどグッとくるエンディングだった。

死んでしまった人の事を覚えている事が、

生きている人の大切な役割なのだと改めて気付かされた。

ガイコツをメインにするという発想も凄いが、

だからこそ生まれたこの物語も凄い。