奥田民生になりたいボーイと出会う男全て狂わせるガール

「カテゴライズするのは、作り手じゃなく読者だから。」

奥田民生みたいにダラッとしている様で決める所は決める。」

「締め切りを守るのは作家の仕事じゃない。お前(編集者)の仕事だ。」

スネ夫が一番人生を楽しんでいる。」

「コーロギ君が見ている私が本当の私。」

「自分を変えるんじゃなく、相手が自分に抱く印象を変える。」


結局、自分とは何か。

「自分とはこういう人間だ」というものが自分の中にあったとしても、

他者から見れば、他者が自分に対して抱く印象の総体が自分という事になる。

複数の印象があれば、複数の自分も存在し得る。

無理をして自分を変えなくても、自分に対する印象さえ変えれば道が開く事もある。

そういう生き方もあるだろう。

ただ、それが幸せかと言えば、そうとも限らない。

ある意味、自分の思う自分ではないのだから。

ただのお仕事ドラマでも、ただの恋愛ドラマでも無い。

実は、深い意味が込められている作品なのではないか。

最後まで見て、そう思えた。