ライフ

「今の感情は、科学的でも理性的でもない。ただ憎いだけ。」

「80億人の馬鹿がいる場所に戻りたくない。」


未知の生命体が友好的であると考えるのは、あまりに危険過ぎる。

何処にでも行ける敵が、何処にいるか分からないという恐怖。

これは相当のものだ。

しかも宇宙という完全に閉ざされた世界で。

更に地球に帰る事も出来ない。

そして、暗澹とした未来を予感させるラスト。

何処にも救いの無い完全なる絶望。

中途半端なハッピーエンドよりも、この後味の悪さが良かった。