クリーピー偽りの隣人

「記憶を半分思い出した人間は、どうしても残りを思い出そうとする。

たとえどんなに嫌な記憶でも。」


名前も肩書も全て偽り。


目の前にいる人間が、突然正体不明になった時の恐ろしさは相当なものだ。

噛み合わない会話、定まらない視線。

当たり前の感覚との些細なズレによって、じわじわと恐怖が染みてくる。

一見、まともそうに見える人間が徐々に壊れていく。

その様が実に不気味で恐ろしい。

本気で気味の悪い香川さんの演技は凄い。