マイ・インターン

「音楽家が引退するのは、自分の中から音楽が消えた時だ。

私の中にはまだ音楽がある。」

「ハンカチは人に貸すためにある。女性が泣いている時に。」

「君には会社が、会社には君が必要だ。」

「あなたは、インターンで、最高の友人で、困った時に頼れる相手。」


日々、行くべき場所があって、やるべき事がある。

それがいかに貴重な事かは、失って初めて分かる。

いつまでもそれを持つためには、何より「柔軟性」必要になってくる。

年を重ねる事で蓄積される人としての大きさ、深み、そして優しさ。

それは知識や技術で代替出来るものではない。

それが、たまらなくかっこ良く見えるものだ。

人生の先輩であるインターン

家族でも、友人でも、恋人でもない、特殊な関係だからこそ見えてくるものがある。

「困った時に頼れる相手」というのは、

関係性を問わず、人生において救いになる存在だろう。

作品の中で、いい意味で「大物感」を消せるデ・ニーロの演技は改めて素晴らしい。

アン・ハサウェイにも良き華やかさがある。

笑って泣かせる、実に表情の豊かな作品だった。