バクマン。

「漫画は、キャラクターに物語を語らせないといけない。」

「漫画は、面白ければいい。」

「漫画は、読者に読んでもらって初めて漫画なんだ。」

「何がヒットするか分からない。だから漫画は面白い。」

「悩んで、苦しんで、でも楽しんで。君達だけの王道を見つけて欲しい。」

「漫画家と編集部が対立したら、迷わず漫画家の側に立つのが真の編集者だ。」


熱が無ければ、漫画は描けない。

ただ熱だけでも、漫画は描けない。

たった一回の勝負なら、才能だけで乗り切れるかもしれない。

しかし、それを継続させるとなれば、それだけで乗り切れるほど甘くはない。

身も心も擦り減らして、やっと生み出せるものだ。

「自分だけ」の「王道」

漫画がヒットをするためには、この両者が不可欠なのだろう。

もし人が面白さを欲する時、

その情報だけが必要なら、文字という記号があれば事足りる。

何故、漫画なのか。

漫画という表現が持つ力を、映画という表現で見事に描いていた。


「描きたい」という欲求に本能的に目を輝かせるシーンは良かった。

エンドクレジットの演出もなかなか粋だった。