ソロモンの偽証前篇・事件

「口先だけの偽善者。

そういうのが一番悪質なんだ。」


日々流される事件報道。

そこで描かれるストーリーは、言うまでもなく大人が作ったものだ。

ただし、大人が作るストーリーが必ずしも真実とは限らない。

大人は、都合の悪い事実は隠蔽しようとし、

よりウケの良い方向へ流される。

その過程において、真実は如何様にも歪められる。

「真実を知りたい」

その思いは、子供の方が純粋で強いのかもしれない。

子供が開く裁判によって明らかになる真実とはいかなるものか。

無論、まだ前篇なので結論めいた事を言う段階にはない。

後篇を見終わった時、

単なる「裁判ごっこ」で終わらない結末を期待したい。