STAND BY ME ドラえもん

「頼れるのは、のび太しかいない。」

「寂しい時は、思い出が温めてくれる。」

「彼は、他人の幸せを願い、他人の不幸を悲しむ事が出来る。」


幸せにするまでは、帰れない。

幸せになったら、帰らなければならない。

ドラえもんにおいて、この初期設定こそが、

ゆくゆく訪れる泣ける要素を秘めている。

しずかちゃんの幸せを願い、自ら身を引こうとするのび太

のび太の本質を見抜き、彼を選んだ娘を誇りに思うしずかちゃんのお父さん。

どうしようもないのび太の欠点を並べながら、別れに涙をこぼすドラえもん

そこには他人の事を思いやる愛に溢れていた。

知っているエピソードとは言え、

何度見ても、ずるいくらいに泣ける。

素直に、心が洗われる作品だった。