チョコレートドーナツ

「法律の隙間から零れ落ちる罪のない子供を救いたい。」

「ゲイである事を隠さない生き方を、子供が普通だと考える恐れがある。」

「ゲイは、何でもほぼ不可能よ。」

「人は誰でも守られるべきだと言い、一方で打ちのめされろと言う。」


世の中には、壁が存在する。

それは、誰の目にも平等に見えるものではない。

見えない人間には、その存在すら気付かず、

見える人間には、とてつもなく高く分厚い壁が。

世の中に、多種多様な価値観があるのは当然のことだろう。

同性愛の人間もいれば、それを認めたくない人間もいる。

ただ性的マイノリティーである事を理由に、

あらゆる権利判断の入り口にすら立てず、閉め出すのはおかしい。

子供にとって最良の選択とは何か。

同性愛である事が壁となり、本来優先されるべき判断にまでたどり着かない。

その差別と偏見が招いた悲劇だったのだろう。

世の中には、マイノリティーとされる人々も存在する。

それを「異常」ではなく、「普通」と捉らえる事が何より大切だろう。