リンカーン

「人間は所詮、衣服を脱いだら裸の2本足の動物だ。」

「法に従うということは、自由を失うということを含む。

たとえば『抑圧する自由』を。」

「今すべきことをする事を知ることは、何よりも難しく、何よりも重要だ。」


本当に必要な事は何か。

まずそれを見出だすこと。

そして、それを実現すること。

本当に正しき事の前では、自身の立場も信条も捨て去る勇気。

それこそが、政治家にとって欠くベからざる資質と言えるのだろう。

政治家が議会において投じる一票の重み。

たとえその裏に打算があったとしても、

その一票には、まさに政治家個人の身を切るような覚悟がなければならない。

ここに描かれた採決シーンに政治の本来あるべき姿を見た。

そもそも政治家という人物そのものが、本当に信頼に足る存在であれば、

国民がいちいち個別の政策に気を揉む必要はないだろう。

リンカーンのように信頼に足る政治家が存在し、

それに心から酔いしれるという感覚を一度でも味わってみたいものだ。