横道世之介

出会えたこと。

そのこと自体が、出会っていない人の何倍も幸せに感じることが出来る。

そう思わせる人というのは、何がどうだからそうなるというわけではない。

それこそ「人間力」とでも言うのだろうか。


過去と現在が交互に入り込むという作りも面白い。

登場人物たちが実際に世之介と過ごした日々から、幸せな思い出として再会するまで。

なぜ彼らは世之介と離れる事になったのか。

その間、世之介は何をしていたのか。

その辺りも気になるところだ。

ほのぼのと癒される作品だった。