ニッポンの嘘

「問題自体が法を犯したものであれば、カメラマンは法を犯しても構わない。」

「オモテに出ないものを、引っ張り出して、叩きつけてやりたい。」

「写真は、発表しなければ、撮った事にならない。」

孤独死は、政治的殺人。」


被爆者に密着するが故に自身も精神を病んでしまうという没入性。

国と戦う為には、国の庇護は受けないと年金を拒否する徹底性。

90歳を越えてなお、衰えない気迫を感じるのは、

その手に「カメラ」という鋭利な武器を携えているからか。

そして、それ以上の信念を持って。

写真の持つ「力」をまざまざと見せ付けられた。