山崎豊子

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財貨を失うこと――それは、また働いて取り戻せばよい。

名誉を失うこと――それは名誉を挽回すれば世の人々は見直してくれるだろう。

勇気を失うこと――それは、この世に生まれてこなかったほうがよかったであろう。

―――ゲーテ

「勇気が大切である」 

なるほど、よくわかる。

「勇気」とは何か? 辞書で調べてみる。

「勇気」 = いさましい意気。困難や危険を恐れない心。


なるほど、これもよくわかる。

ならば、自分にとっては、何が「勇気」なのか?

自分にとっては、どう行動することが「勇気」なのか?

そうなると、なかなか一概には言えない。

現状を捨て、新しいことに挑むことが勇気なのか?


途中で投げ出さず、継続することが勇気なのか?


同じ行動でも、捉え方次第で、良くも悪くもなる。

前者は「逃げ」と、後者は「臆病」と捉えられることもあるかもしれない。

大事なのは、自分自身がどのような気持ちでその行動をとったのか。

それを真剣に考える事が「勇気」であるのかもしれません。



上記の言葉(ゲーテ)は、昨日のスマステーションの中で、山崎豊子さんが言っていたものです。

とても感銘を受けました。

何より、「山崎豊子さんという人の生きる姿勢」に感銘を受けました。

そう簡単に「白い巨塔」や「華麗なる一族」が生まれているわけじゃないんですね。

自分にとって、いや社会、歴史にとって

切実なテーマを見極め選び出し、その実現のための努力は惜しまない。

見習うべき生き方のように思えました。



あとスマステーションは、時にものすごく面白い回がありますね。

よく耳にはするけど、何か語れるほど良く知らない、かといって今更聞けない。

そんな人や事を、わかりやすく解説してくれる。

かといって単なる情報ではない。

あまり、「今」に囚われすぎず、普遍的なテーマであることもいいですね。