フラガール

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地元の映画館で凱旋上映をしていたので見てきました。

何だか、ずっと涙が出ていました。


よく試写会の感想とかで、こんな事を言っているのをうそ臭いと思ったり、

それでは、映画としてのメリハリがないんじゃないかって思ったりしていたけど、

こういうこともあるもんだなって感じです。

物語の背景だったり、登場人物の心情だったり、

そういうものが一旦自分の中に入ると、

それがどのシーンに当てはめてみても、込上げてくるものがある。

交錯するそれぞれの思いに、終始泣かされた印象だった。

炭鉱夫の 炭鉱夫による 炭鉱夫のための ハワイアンセンター

決して、都会の人間が田舎を見下しての計画ではない。

ダンサーも特別なプロではない。

それぞれが、ひたむきに頑張る姿に打たれた。

「石炭」という唯一絶対の価値観を地域全体で共有していた時代。

それが故に、地域全体でその斜陽に不安を抱く。

だからこそ、一体となって次なる夢に向かえる。

当時ならではの一大事業だったんだろう。

価値観が多様化し、地域全体で一つの価値観を共有することが難しくなった現代では、

もうこのハワイアンセンターのようなものが出来ることはないんだろうか?

じんわりと温かくなるような作品だった。

バカみたいに笑うの! プロだったら!