悲夢

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「白黒同色」

白と黒は、同じ色だ。

白が象れば、象られた側は黒になり

黒が象れば、象られた側は白になる

つまり、独自の色を持たない白と黒は、突き詰めれば同じ色なのかも知れない

二組の男女の過去と現在が夢という触媒を通して紡がれていく

単なるラブストーリーではなく、

ある種ミステリーとも言える要素を多分に含んだこの発想は秀逸だ

対比を際立たせる色彩の効果や

素早いカット割も巧みだ


予想はしていたアート的な部分はさることながら

予想外の筋書きの面白さに満足の一本

どこかでリメイクされる予感…