続・言葉の力

人を地獄へ落とすのも「言葉」なら

人を地獄から救うのも「言葉」である

だとすれば「言葉」の持つ力は、想像以上なのかも知れない

そこには危険がある

時に「言葉」は、発信者の意図を超えて、一人歩きする事がある


本来「言葉」を支配するべき人間が、逆に「言葉」に支配される

頭で思って入る段階では制御可能でも

一度外部に出た途端に、力を持ち、制御不能になる

口頭ならばまだしも、「活字」になった時の力は強大だ

自殺予告を出してしまった学生

今、その「活字」に支配されているという事はないだろうか?

「予告通りにしなければ」という強迫観念を抱いてはいないだろうか?

「言葉」を発信するのも責任なら、制御するのも責任である


君たちは、強大な怪物を世に放ってしまった

おそらく君たちの想像をはるかに越えた力を帯びて、世の中を一人歩きしている

「制御する責任」とは、どういうことか?

明日、よく考えた結果を見せて欲しい