ファイティン!

「皆が稼げば俺が笑う。俺が笑えば皆が笑う。」

「幸せで笑うんじゃない。笑うから幸せなんだ。」

「時が経っても上達しないものがある。」

「俺は金をくれる人以外、誰も信じない。」

「お前が信じれば、相手も信じる。」

「家族じゃなきゃ一緒に住んじゃいけないの?」

「たかが腕相撲くらいで大騒ぎだ。」

「実力で負けても、戦う前にあきらめてはダメだ。」


辛酸を味わった人間ほど、人を幸せを信じる事が難しい。

善意の嘘に失望し、手にしかけた幸せを手放すのは何とも切ない。

たかが腕相撲、されど腕相撲。

人に拠って捉らえ方は異なる。

ただ肝心なのは、何に打ち込んだかではなく、どれだけ打ち込んだかだ。

人生をかけて打ち込んだものだからこそ、最後まで誠実に全力を尽くす。

それでこそ手に入れられる幸せがある。

各々がいろんなものを背負いながら、心を一つに想いを託す。

真っ直ぐで熱い作品だった。