クワイエット・プレイス

「私たちは何なの?子を守れないなんて、親じゃない。」


自分がどんな音を出し、どんな声を発しているのか。

普段は意識に止める事も無い。

ただ、いざその自由を奪われてみると、

それが如何に窮屈なものかを実感する。

同時に音を出せる事の喜びにも気付く。

失って初めて分かる有り難みはある。

敵が得体の知れない怪物というSF的な設定と冒頭は中々興味深いものがあった。

登場人物と同様に息を潜め声を殺す感覚は、良い緊張感を味わえた。

ただ話の展開としては、さほど引き付けられるものではなかった。