ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を

「若さを失った今、知恵だけが頼りだ。」

「私が差し出せるのは、血と労苦と涙と、そして汗だけだ。」

「最悪なのは、断片だけを知る事。」

「欠点があるから強くなれる。悩みがあるから賢くなれる。」

「勇敢に戦って敗れた国はまた立ち上がれるが、逃げ出した国に未来は無い。」

ヒトラーを怯えさせた男を私は信頼する。」

「気も変えられない男に、国が変えられるか。」

「奴は言葉を武器に変え、戦場に乗り込んだ。」

「失敗も成功も終わりじゃない。大切なのは続ける勇気だ。」


偏屈で、傲慢で、強気で、自信家。

一方、ユーモアがあり、迷い、悩み、孤独に沈む。

イメージ通りのチャーチルと意外なチャーチル

様々なチャーチルを見せてくれた。

戦時下、まして苦境に陥っている中で、一国を率いる事がいかに大変な事か。

生易しい覚悟では、乗り越えられない。

激しく主張をぶつけ合う場面は、鬼気迫るものがあった。

チャーチルの凄さは、ぶれない信念にある。

和平交渉に対して納得が出来ない以上、

考え続け、民の声を聞き、議員を見方に付け、

様々な手法を駆使して、折れかけた信念を立て直す。

そして何より、それを訴えかけ、説得させるだけの言葉を持ち合わせていた事だ。

最後の圧倒的な演説には、言葉の持つ力を感じざるを得なかった。

信念と言葉。

人を導くリーダーにとって、必要なものを見た気がした。