今夜、ロマンス劇場で

「どんな映画にもいい所は必ずある。」

「誰しもロマンスと冒険を求めている。」

「ロマンスがあれば、世界は映画みたいに輝く。」

「男の視線は、常に未来。下を向いてちゃ、今しか見えないぜ。」

「見つけてくれて、ありがとう。」

「こんな私でもまだ人を喜ばせられる。」

「この世界の人じゃなくても、白黒でも、触れられなくても、ずっと一緒にいたい。」

「お前の隣で見た景色は、どれも綺麗だった。」


観客がスターに想いを馳せるのと同様に、

スターもまた観客に想いを寄せる。

ある意味、夢の様な話だが、それを描いてみせるのも映画ならでは。

時と共に忘れられてしまうスターの悲哀もあった。

白黒に対して感情をカラーで表すのは、鮮やかで見映えのするものだ。