探偵はBARにいる3

「厄介な事には手を出さない。それがこの世界で長生きする秘訣。」

「時代の流れを読む。時代とは人の心だ。」

「生きたくも死にたくもない。ただ息を吸って吐いているだけ。」

「とりあえず生きてろ。生きていれば何かある。命を燃やすものが。」

「お金はあればあるほど、足りなくなるの。」

「馬鹿で、最悪で、最高の女に。」

「誰もが懸命に生きている。自分の大切なもののために。」


酒の席での何気ない一言が、一人の人間の人生を救う事もある。

大変な目に会うわかりつつ、放ってはおけない。

札幌という場所にこだわった、本シリーズが醸し出す雰囲気が好きだ。

外の寒さが厳しい分、人の温かさがしみてくる。

硬過ぎず、軟らか過ぎず、強過ぎず、弱過ぎない。

この絶妙なバランスが良い。