ワンダーウーマン

「人は間違いを目にした時、何もしないか、行動を起こすかだ。」

「戦争は、時間も場所も選ばない。」

「全ての人間は救えない。それが戦争だ。」

「平和は、永遠に続く戦争の休戦だ。」

「人間は、皆善人ではない。

一人の悪者のせいに出来れば、こんなに楽な事はない。みんなの責任だ。」

「俺は今日を救う。君は世界を救え。」


世界には絶対的な悪が存在し、その悪を葬りさえすれば、自ずと平和は訪れる。

ただ現実はそう単純なものではない。

明確な理由もなく戦争は起こり得るし、

それ故に戦争を終わらせる事も難しい。

神という純粋な視点で人間を見る事で、その複雑な真実も見えてくる。

世界大戦という史実の中に、

ヒーローというフィクションが入り込んで来る事を

上手く消化して見る事が重要だ。

ヒーローものに必要な「強さ」と「かっこよさ」。

そこに「美しさ」が加わる。

それが他の作品とは一線を画す所だ。

そのくすまない美しさには、惹きつけられた。