ボクの妻と結婚してください。

「結婚は生活です。所帯じみた生活です。そこがいいんです。」

「料理は皆で食べると、その人数分だけ美味しくなる。家族で食べる料理は世界一美味しい。」

「仕事の最大の報酬はお金じゃない。次の仕事を依頼される事だ。」

「浮気するなら妻と」

「修二の人生から出て行きます。」

「あなたの命が足りないなら、私の命を使って。」

「大切な事を言い合え無い夫婦なんて無しだよ。」

「放送作家の仕事は、世の中の出来事を“楽しい”に変換する事だ。」

「お父さんの為にも笑うよ。」

「万年筆を買いなさい。どんなに汚くても、いつか自分の字が書ける様に。」

「飲み会は三次会まで行きなさい。そこでしか聞けない話しがある。」

「人の悪口はどんどん言いなさい。必ずその人の前で。笑いに変換出来る様に。」


「ベスト」は一つしかなくても、「ベター」は幾つもある。

死なないでいつまでも生きられるのがベストなのは決まっている。

ただそのベストが選べなくなった時、どのベターを選ぶかは、その人次第だ。

ベストを選べない辛い現実の中で、ベターの為に頑張る姿に涙が零れた。

去る者は残される者の為に、残される者は去る者の為に。

相手の幸せを思ってつく嘘なら、そこには真実を超えた優しさがある。

死を題材にしたものは取り分けそうかも知れないが、

やはり胸を打つのは、自分より誰かの為を思って頑張る人の姿だ。