スノーデン

「自分の国を非難したくない。」

「決めるのは、軍需産業が潤う管理体制だ。」

「同盟国で無くなった時、日本は終わり。」

「テロは口実で、目的は経済と社会を支配すること。僕が守っていたのは、米国の覇権だった。」

「体抵の人々は自由より安全を望んでいる。安全に遊ぶ為には、入場料が必要だ。」

「秘密保持は防衛に、防衛は勝利につながる。」

「この暴露によって最も恐れるのは、何も変わらない事。」

「秘密を追求する情報が無ければ、僕らは迷子だ。」

「明日を安心して生きる自由を得た。心の声に従ったから。」


「同盟国で無くなったら、日本は終わり。」

この台詞にゾッとした。

味方でいて最も安心出来る存在は、敵になったら最も危険な存在になり得る。

アメリカが敵になった時の驚異は、ロシア、中国、北朝鮮の非ではないだろう。

秘密において、最も恐れるべきは、秘密の存在が秘密にされる事だ。

秘密の存在が知らされ無ければ、その是非を問う事も出来ない。

スノーデンが英雄か、犯罪者か。

彼の行為が正しかったか、間違っていたか。

その判断は、彼を一人の人間として見るか、公務員として見るかによっても分かれるだろう。

ただ、相当の信念が無ければ、全てを失うリスクを犯してまでこんな事は出来ない。

やはり人が後悔を感じるのは、自分の心の声に従わなかった時だろう。