王妃の館

「女は記憶に化粧をして美しくなる。男は傷付きながら強くなる。」

「パリは、ブルボンが築き、ナポレオンが化粧をした。」

「光と影、光と闇は表裏一体。心の闇が深い人間ほど、圧倒的な光を求める。」

「自分で不幸だと決め付けたら、人生はおしまいです。」

「人は誰でも、人生という物語の主人公です。」


パリの街並み、フランス王室という題材には興味を惹かれた。

とりわけ、ルイ14世の光と影という視点は面白い。

浅田次郎の原作という事だろうが、記憶に留めたい言葉も多々あった。

ただストーリーとしては、よく掴めなかった。

劇中劇が長過ぎ、本筋との関係もいまいちよく分からなかった。