聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY

「殺される理由もなければ、逃げる理由もない。」


各々の12星座をステージに見立て、一つずつそれを攻略していく。

コスモといい、クロスといい、

「聖闘士聖矢」という唯一無二の世界観の秀逸さには改めて唸らされる。

ただこの壮大な物語を2時間弱でまとめるには限界がある。

それぞれのキャラクターのディテールを追う事が醍醐味でもあるのだが、

それをやっていてはとても収まらない。

予め知っていなければ、

誰が何でどんなキャラクターなのかをつかみきれないのが勿体ない。

また本作はCG作品であり、人物の顔のデサイン受け付け難いにしても、

クロスを筆頭に、金属部分のメタリックな質感は非常に良かった。

思っていたよりも良かった。

ざっくりと描かれた物語の隙間を原作を読んで埋めたくなった。