私の男

「俺はお前のもんだ。」

「家族という心があればいいの。それだけでいいの。」


「お前は俺のもんだ」ではなく、「俺はお前のもんだ」

始めからそういう関係になる事を望んでの事だったのか。

あくまで家族という「心」を求めた故の帰結だったのか。

誰よりも相手の事を理解しているのは自分だという自負の様なものが見え隠れする。

なかなか理解したとは言い切れない作品だった。