ラッシュ/プライドと友情

「レーサーは、爪痕を残すためなら死をも厭わない。」

「レーサーが何故女にモテるか?

常に死と隣り合わせで、生を謳歌しているからだ。」

「幸せを敵だと思ったら、もう終わりよ。勝てっこないから。」


決して、心温まる友情の物語ではなかった。

もっと厳しく、ヒリヒリとした関係性。

彼等は決して友達ではなく、最良のライバルだったのだろう。

良きライバルとは、単に数字や結果だけではなく、

相手に対する尊敬の念があって初めて成り立つ。

己を高める過程において、ライバルの存在がいかに大切かということだろう。

アップを多用した細かいカット割り。

レースシーンは、なかなか重厚で見応えがあった。