小さいおうち

「始まったことは、いつかは終わるわよ。」

「嫌な時代だった。

誰もが不本意な選択を強いられていた。

自ら進んで選択をした者もいた。

それが不本意だとも気付かずに。」


一言で言ってしまえば、

一軒の小さい家を舞台にした一つの不倫の顛末ということだ。

ただそこには、その時代の空気が色濃く出ている。

戦争の時代。

どんなに美化をしようとも、

ラストの台詞にある様に、息苦しく嫌な時代だったのだろう。


「さほど」だったなぁ。