パシフィック・リム

「本当に繋がるためには、信頼が必要だ。」


まさに、アメリカ版の鉄人28号VSゴジラ

巨大ロボットVS巨大怪獣。

日本では馴染みのある設定だが、

ハリウッド映画でこの設定にフィットするものは、これまで見たことがなかった。

その意味で、全く新しいものを見る興奮と、

本来日本人として内在している嗜好性とが組み合わさって純粋に楽しめた。

モンスターでもエイリアンでもなく、「KAIJU」と日本語で表現したこと。

まさに「怪獣」という日本のオリジナリティが世界進出を果たしたような不思議な嬉しさがあった。

とにかく圧巻の戦闘シーンは、見応えがあった。

変に飛び道具を使わずに、肉弾戦を中心に据えたのも良かった。

映画における映像技術がまた一つステージを上げる、

そのエポックを感じられる作品だった。