中学生円山

「考えない大人になるくらいなら、一生中学生でいるべきだ。」

「妄想が現実を越えた時、それは真実になる。」


自分が今いる現実の世界が狭ければ狭いほど、妄想の世界は広がっていく。

妄想が広がれば広がるほど、本人は孤独を感じる。

もしそこに妄想を理解してくれる人間が現れたとしたら、

その喜びは相当なものだろう。

「おじさん深い!」

そう言って輝かせた表情が印象的だった。

妄想の妄想による妄想のための映画。

要所要所で思わず笑ってしまうシーンは確かにあった。

総じて、それ以上でもそれ以下でもなかった。