ボクたちの交換日記

「『やろうと思っていた』と『やる』の間には、大きな河が流れている。」

「金が理由なら、夢は諦めるな。

夢を諦めていいのは、

その夢を諦めてでも、幸せにしたいと思える人が出来た時だ。」


笑いの世界というものは、実にヒリヒリとしている。

それが表に出なくても、

笑いを与えてくれる人間の根底にヒリヒリしたものがあるからこそ、

見る人の感情を動かす事が出来るのだ。

お笑いのコンビというのも、実に特殊な関係性だ。

二つの頭で、一つの身体を動かす様なもの。

その苦悩や葛藤は、やったことの無い人間が軽々に茶化せるものではない。

すれ違いというものは、その理由が善意であったとしても起こってしまう。

人生において、忘れてしまいたいと思っていることこそ、

本心では、何よりも忘れたくないことなのかも知れない。

お笑い芸人の中にある繊細な心の機微。

内村監督だからこそ描き出せたのだろう。

こんなにも涙が流れるとは、思いもしなかった。