踊る大捜査線 THE FINAL

「正義は、胸に秘めている位がちょうどいい。」

「組織の中で生きる人間ほど、信念が必要だ。」



人気作のシリーズものというのは、

4まで行けば、姿形を変えて生き続ける道がある。

それは、それまでのしがらみからある種解き放たれ、新たなスタートが必要になるが故に。

「踊る」の今作についても、

いろんなものを背負った前作で憑き物が取れたのか、見易くはなっていた。

青島らしさも戻ったか。


ただ「踊る」は、姿形を変えて惰性で生き続けるよりも、

「踊る」として、潔く死ぬことを選んだのだろう。

「とりあえず」で生き続けるのは、「踊る」らしくない。


ただ、

これだけの一時代を築いた偉大な作品として、

素直な敬意と感謝は贈りたい。