2012-03-11 戦火の馬 俺流独断映画評 #練習用 「戦争は皆から大切なものを奪うものなんだ」 一人ひとりはそれを理解していても、戦争は起きてしまうものかも知れない。 市井の人々に罪はないとしたら、物言わぬ馬には更に罪はない。 運命に翻弄されていく中で、ありえない様に繋がっていく奇跡の連鎖。 戦場の中心で、敵対する兵士同士が一頭の馬を助け出すシーンは、 夢を見ているかのような感覚を覚えた。 美し過ぎるその展開に、本来なら眉をひそめたいところだったが、 ラストには不思議と腑に落ちてしまった。 こういうファンタジーも悪くない。