ロボジー

「ロボットの中にジジイを入れる」

その発想がまず絶妙。

そこから自ずと物語は転がっていく。

ただそれだけに寄らず、

ちょっとした仕草や間の取り方でしっかり笑いをとる手腕はさすがだ。

変化のないロボットの顔に表情が透けて見えるから面白い。

やっぱり嘘を必死で隠そうとする人間の姿は、

見ていて、堪らなく滑稽で、どこか物悲しい。

そこがまたいい。