2010-10-03 十三人の刺客 俺流独断映画評 #練習用 勧善懲悪モノの肝は、 とにもかくにも「悪」の描き方にかかっている。 魅力的な悪役がいれば、映画は締まる。 その点、今回の稲垣は良かった。 曇り無き悪役に徹し、ブレがなかった。 ただ、日本映画史上最長をうたった合戦シーンに冗長さがなかったと言ったら、嘘になる。 効果的に流れる事を期待していたデスペラードの曲がなかったのも残念。 前半は良かった。 どう生きたが個性なら、どう死んだかもまた、ゆるぎない個性と言えよう。