告白

これを見て、人はどれだけ正気を保っていられるだろうか?

一つの出来事も、立場を代えれば、見え方が一変する。

何が善で、何が悪か?

何が正しくて、何が正しくないのか?

場面が変わる度に

見る者は、その答えを迫られる。

果たして、自身の価値観はそれに耐え得るのか?



予想外に、圧倒的な作品だった。

よくある単純なベストセラーの映画化ではない。

「こう来たか」と一言では収まらない。

これはこれで、原作とは別の完成された世界がある。

人間の中にある「本当の怖さ」にぞっとさせられる一本だった。