見城徹

有限の一回かぎりの人生しか生きることが出来ず、

時と場所と共同体を選べずに生まれてくるという条件の中で、

表現でしか救えない問題を

この世にたった一人しかいない個体としての人間は背負っているのです。

――― 見城徹



今の自分の仕事には、

こだわりもあれば、プライドもある。

それを説明しろと言われれば、説明も出来る。

ただそれに説明を要するような現状が、

打ち寄せる波のように、幾度となく

焦りを煽ってくる。


何よりも、

もし3月が過ぎ、4月になった時、

また同じ一年が始まるんじゃないかと思ったとき、

正直、ゾッとする自分がいる。