カレッジ・オブ・ザ・ウィンド
多くの人が涙したという作品、絶対泣けると言われた作品を
自分がそれを見たとき、
もしも、泣くことが出来なかったら、どう思いますか?
周りをレベルが低いと思いますか?
それとも、自分が悪いんじゃないかって思いますか?
生の芝居を見に行くなんて、ホントに久しぶり。
確かに、凄かった。
笑えるシーンは、掛け値なしの笑えたし、
展開の妙に、背筋にゾクゾクッと感じるシーンもいくつもあった。
何より、ストーリーが想像していた以上に面白かった。
平坦ではなく、いくつもどんでん返しがあり、
「こう来たか!」とか「そうだったのか!」とか。
小説として読んでも楽しめるように思えた。
ただ、それゆえに、その展開に頑張ってついていこうと、
一生懸命「頭」で見てしまったのかもしれない。
だから、正直頭でストーリーを整理しているうちに、
あれよあれよと終わってしまった。
泣くことは出来なかった。
別に、斜に構えて見たわけでもないし、むしろ泣きたいと思ってた。
もっと「感覚的」に見れていたらなぁ。
でも、もし感覚だけで見れるようなものだったら、
深みも厚みもなかったのかも知れない。
そして、見たのが2階席で、見下ろす形だったのも、
もしかしたら、客観的に見すぎる事につながったのかも知れない。
もし、より近くで、同じ目線で見ていたら、また違った印象になったかも知れないし。
だから、これを「泣けない作品」と決め付けたくはないし、
自分は「泣けない人間」と決め付けたくもない。
もっともっと、いろんなものを見ていきたいと思う。
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