桜島を一周することは…

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桜島を自転車で一周するということ


それは、さながら人生に似ている


何事も折り返し地点の手前あたりが一番辛い。

何を見ても新鮮で心躍る時が過ぎ、

単調な道が続き出す。

疲れも出てきて、日差しも照り付ける。

頭の中で、これまでに進んだ距離とこれから進まなきゃならない距離を比べてみる。

行くべきか、戻るべきか。

容赦ない葛藤に襲われる。

当然、先の方が長い。

ただ、引き返すには進みすぎている。

「引き返すのはイヤだ!行くしかない!」

そう決めて、折り返し地点を越える。

そこからは、想像以上に集中し、楽になる。

道はより険しくなっているし、疲れも溜まってきているはず。

それなのに、迷いながら走っていた時よりも、全然前に進む。

覚悟を決めること


それは、何よりも前に進む力をくれる。

桜島を一周し終えた時、ふとそんなことが頭に浮かんだ。