キングダム

「一度奴隷になったら、大人になっても奴隷。抜け出すには剣しかない。」

「本気で死ぬ気になって勝負すれば、天下の大将軍になれる。」

「お前と俺は体も心も等しい。お前が羽ばたけば、俺もそこにいる。」

「500年。この地では誰もが王の座を狙っている。」

「恨みや憎しみで王が剣を抜けば国は滅びる。王は民の為に剣を抜くべきだ。」

「国境があるから争いが起こる。」

「一番の無念は、夢が夢のまま終わる事だろうが!」

「戦場に夢は転がっていない。夢を語る奴がくだらない死に方をする。」

「夢があるから立ち上がれる。夢があるから前に進める。夢があるから強くなれる。」

「お前は人の痛みを知るべきだ。」

「戦は国内でするものじゃない。中華でするものです。」


予測の一歩上を行く展開に鳥肌が立つ。

味方は味方として、敵は敵として、登場人物の造形が実に魅力的だ。

取り分け、漂と政の信念と生き様に惹きつけられる。

小が大を討つ戦略の面白さがある。

アクションも大軍勢がぶつかる壮観さに、個々の戦闘の切れ味も鋭い。

背後に広がる広大な世界観を感じさせつつ、

イントロとしては申し分無く、興奮し楽しめる作品だった。