嘘八百

「芸術の命は永遠やで。」

「あんた今まで何してたんや。」

「鑑定書の数だけ本物がある。」

「20秒で見抜く為に、20年を費やした。」

「歴史のケツを追うんじゃなくて、自分で歴史を作るんだ。」

「あんたなら茶碗の中に、どんな大海原を描く?」

「日本の宝は、日本人に愛されないと。」


目的は何であれ、人が目の色を変える瞬間というのは、

見ていて面白いし気持ちが良い。

それまでの覇気の無い状態から生気を取り戻し、

一心不乱に茶碗を作り上げる所は良かった。

結局、芸術の値打ちは、人間の心が決める。

だからこそ、その駆け引きが面白いのだろう。