ジヌよさらば~かむろば村へ~

「価値を気にするのは、人間の証拠よ。」

「自分を捨てた男は、人のために生きるしかない。」

「人間がやかましいのか、やかましいから人間なのか。」

「なんかやんねぇといらんねぇのが人間だべ。」


お金で窒息するから、一切のお金との関係を断つ。

お金が無い部分は、何かがその部分を穴埋めする。

田舎の村では特に、それが人間関係なのだろう。

自分に価値が無いと思ったら、自分を捨てて、他人のために生きる。

それもまた一つの価値の形。

価値を意識している内は、まだ人間である証拠。

随所に深みのある言葉があった。

ラストに寝てしまったため、オチがよく分からなかったのが残念だった。