るろうに剣心京都大火編

思っていた以上に、エピソードを丁寧に盛り込んでいた。

ただ限られた時間の中で、あらゆる要素を入れようとすれば、

必然的にさくさくとテンポよく描かざるを得ない。

ここ良いシーンだからたっぷり見たいと思っても、やはり難しいのだろう。

完成された作品であればあるほど、最適なペースというものがある。

それを削るとなれば、どうしても物足りなさは避けられない。

だとしたら、原作の忠実な再現よりも、原作にない展開を入れるのも一つの手だろう。

上手くいけば、原作を超える事が出来るかもしれない。

ただ原作と比べてどうかと言い出したら切りが無い。

キャラクターと役者のハマリ具合はなかなか良かった。

ともあれ、「剣心」という最高の世界をこうして再び味わえるのは、素直に嬉しいものだ。