ポンペイ

「剣闘士は、背中を刺されて死んではならない。」


理不尽に虐げられた者の怒りや憎しみ。

それを闘技場という舞台において、

見事な強さで、敵を打ち負かす様は、見ていて爽快だった。

ポンペイという地方都市に存在した愛や友情、そして復讐。

それら全てを一瞬にして飲み込んでしまう圧倒的な自然の力。

ラストも逃げ切れないからこそ美しい。

シンプルなストーリーで、コンパクトにまとめたのも良い。