図書館戦争

「正論は正しい。

ただ正論を武器にする事は正しくない。」

「無法は無茶で叩き潰す。それが図書隊の流儀だ。」


たかが図書館。されど図書館。

今やある事が当たり前。

国民に与えられた「知る」という権利。

「知る」という事は、あらゆる権利の根底を成すものだ。

もしその権利が脅かされる様な事態になれば、

それこそ血を流してでも守り抜く必要があってもおかしくはない。

一見、正しく立派に見えて、実は得体の知れない「公序良俗」という化け物。

本作に出てきた「メディア良化法」の様な暴走から

国民を守る最後の盾こそが「憲法」であってしかるべきだ。

それを権力の側から、暴走をしやすく変えようというのは、やはり危険な考え方だろう。


個人的には、戦闘や恋愛の要素は、付随的なもの。

フィクションの中に提示されたテーマが、改めて考えるきっかけになった。