歯医者の帰りに思ったこと

結局、モノやサービスの値段というものは、実に主観的で相対的。

高いか安いかは、その人の心持ち次第。

保険料として年間十数万払っていたとしても、

いざ窓口での支払いが210円だったりすると安いと感じる。

消費税10%になったとしても、

それが当たり前のこととして定着すれば、痛みも感じなくなる。

しかしそうなると、間違いなく無駄遣いに対する批判的感覚は鈍くなる。

やはり削ってから上げるという順序だけは守るべきだ。

「一時的増税」なんて有り得ない。

上げるのであればずっと上がりっぱなしという覚悟が必要だが、

選挙で信を問えば、「上げる」と正直に言った者が負けるということは歴史が証明している。

後出しジャンケン」止む無しの上で増税を納得させるには、

まず政治への不信感を無くすしかない。

公共の施設もサービスも、実際に使ってみれば、お得感を感じるはず。

お得感さえ感じられれば、何も増税に反対しなくても良くなる。

活発に利用されれば、「ムダなハコモノ」という

国民感情を逆なでするイメージだけが一人歩きすることもない。

人間誰しも「得をしたい」し「損をしたくない」

「誰かの役に立ちたい」し「悪い奴は許せない」

そんな本能的で素直な感情をプラスの方向で積極的に行動に移していけば、

閉塞感は打破出来るのかも知れない。

結局、無知無関心が腐敗を生み、不信感を蔓延させるのだから。


Twitterへのつぶやきより