ソーシャル・ネットワーク

面白い!

とにかく見せ方が上手い。

捲し立てるような台詞回しと、バックに流れるアップテンポなBGMに

見ている側は否応なく引き込まれていく。

そして気がつけば、高揚感によってトランス状態になる。

それはあたかも、

新しい鉱脈を発見した時に、ITの世界に流れる空気感を

そのまま追体験しているかのような感覚だ。


人は、鉱脈に群がるものだ。

もてはやされて嫌な気分になる人間はいない。

踊らされて、走り続けて、

気がついた時には、何かを失っている。

何かを失う事を抜きに、何かを得ることは難しいのかもしれない。

だからこそ、自分の中に明確な「幸せの基準」のようなものを

設けておくことが大切になってくる。

どちらを得る事が幸せで、どちらを失う事が不幸せなのか。



かなり面白かった。

質の高いエンターテイメント性を持ちながら、

しっかりとメッセージも込められている。


2011年のランキング暫定1位。

今年の一発目だから当たり前だけれど、

これが居座っていると、今年のハードルは高くなりそうだ。