THIS IS IT

今から100年後

どこかの国の一人子供がおじいさんに尋ねる。

「今までの歴史の中で、一番すごいショーってなに?」

おじいさんは答える。

「それはね、2009年のマイケル・ジャクソンのコンサートさ」

子供は聞く。

「どうして?」

おじいさんは答える。

「実現しなかったからさ。それが人々の無限の想像力を掻き立てるのさ」




このコンサートは、実現しなかったことで伝説になったのかもしれない。

でも、伝説になんてならなくてもいいから見たかった。

始まって数分で、マイケルに対して持っていたイメージがふっとんだ。

彼に対する風評などいかに小さなことか。

彼は、紛れも無くカッコ良く、眩しく、

それでいて限りなく優しく、何より大きい。

熱心なファンというわけではなかったけれど

亡くなる直前まで、スーパースターでいてくれた事に感謝したい。




もし、後々これをDVDで初めて見たとしたら、一生後悔したかもしれない。